抗菌・抗ウイルス効果のある光触媒でコーティングすることです。コーティングを施すと、室内の光や太陽光が無い夜間でも24時間光触媒が酸化反応を誘発し、
- 抗菌・ 抗ウィルス
- 脱臭
- 防汚
- 防カビ
などの効果が発揮されます。ウイルスの消毒を日常的に行う必要があるこの時代に、半永久的な効果を発揮する光抗菌プロのコーティングが今注目されています。
酸化チタンではなく三酸化タングステンの光触媒
光触媒は、光が当たると表面に電子と正孔が形成され、酸化作用を利用することで臭いや細菌などといった有害物質の分解が可能となるものです。
一般的な光触媒の材料は「酸化チタン」が主に利用されていますが、光抗菌プロの光触媒剤は「三酸化タングステン」を採用している点が優位性で、特許技術として認められております。(特許第6539370号)
三酸化タングステンとナノ酸化チタンの大きな違いは、酸化チタンはバンドギャップ(励起可能な波長域)が3eV以上であり、酸化機能を発現するには紫外線の照射が必要なところ、酸化タングステンは、可視光や蛍光灯の照明下でもウィルスや細菌を酸化分解するだけの効果がある点となります。
光抗菌プロは、このため、室内でも光触媒効果を発揮することができるのです。
以下ではその仕組みを概説します。
三酸化タングステン(tungsten trioxide)光触媒(Photocatalysis)に光をあてるとで、光エネルギーによって、化学反応を促進(Catalyze)します。
触媒の効果によって空気中の水分と酸素よりO₂(スーパーオキサイドイオン)、OH(OHラジカル)という強い分解力を持つ、2種の活性酸素が生成され酸化作用をもたらします。
その結果、コーティング(三酸化タングステン・銅・銀)面に接触する有機物(例:臭い・菌類・ウイルス・ポリューション(有害物質))は、酸化分解または不活化されます。やがては二酸化炭素や水などとなって大気中に発散されてしまいます。人体に有害であるホルムアルデヒド、ベンゼン、トルエン、メタンなどの有害物質も、三酸化タングステンコーティング光触媒表面で不活化されてしまうのです。
これが、光触媒コーティングの抗菌・抗ウイルス効果をもたらすメカニズムです。
光抗菌プロは、紫外線を含まない蛍光灯の光を照射するだけでも、感染性ウイルスを大幅に不活化させることができます。
さらに、光抗菌プロには、三酸化タングステンと銅に加えて、銀イオンが特殊な調合方法で含有されているため、光の当たっていないときにでも酸化作用が持続され、24時間を通じて酸化効果が持続されています。
- 抗菌 抗ウイルス
強い酸化作用によって、ウイルスや細菌を分解します。 - 脱臭
こちらのやはり強い酸化作用によって、悪臭のもととなる物質を分解します。 - 防汚
光触媒の持つ超親水性という特徴により、水拭きで簡単に汚れがとれます。
COVID-19のパンデミックによって、生活環境でのウイルス対策が急務であることが明らかになり、光触媒コーティングの需要が高まっています。